2026年4月17日、SS-F初となる新たな共創型研究開発拠点「SS-F Lighthouse Lab」が横浜・関内に誕生しました。
その門出を祝って開催されたのが、“Lighthouse Warming Party”。
“Housewarming Party(引っ越し祝い)”になぞらえながら、研究者たちにとってこの場所が「第二の拠点」や「帰ってこられる場所」になってほしい。そんな想いを込めて、企画されたオープニングイベントです。
そのため、当日の空間づくりも、格式張ったセレモニーではなく、温かさや親近感を感じられるアットホームな雰囲気を重視。研究者同士が自然体で会話し、自由にアイデアを交わせる場としてデザインされました。
SS-F Lighthouse Labは、研究者たちが偶発的に出会い、分野を超えて語り合い、異分野の交差から生まれる「独創的な着想」を社会実装へと繋ぐエコシステムを体現していく場所です。
当日は、SS-Fコミュニティの研究者を中心に約30名が参加し、ラボの新しい設備や空間に驚きながら、「ここでこんな研究ができそう」「この人とこんな実験をしてみたい」といった会話が、会場のあちこちで自然に生まれていました。

“SS-F Wish Board”—— 「欲しい」と「やりたい」を共有する
イベントの中心となったのは、Lab Tourと連動して行われた「SS-F Wish Board」企画です。
今回のパーティは、“Housewarming Party”のように、新しい場所をみんなで育てていく感覚を大切にしたイベントでもありました。
新しい家に引っ越したとき、「こんな家具が欲しい」「ここでこんな時間を過ごしたい」と自然に想像が膨らむように、研究者たちにも、このLighthouse Labを“自分たちの場所”として思い描いてほしい。
そんな想いから生まれたのが、このWish Boardの企画です。
参加者にはツアー前に2枚の“Wish Card”が配布されました。
1枚は、「この拠点に欲しいもの」。
もう1枚は、「この場所でやってみたいこと」。
参加者たちはラボツアーを巡りながら、新しい設備や空間を実際に見て、感じたことや思い浮かんだ研究アイデアをカードに書き込んでいきました。





「こんな装置があったら面白い」
「異分野の研究者とこんな実験をしてみたい」
「ここで社会実装につながる研究イベントができそう」
そんな“欲しい”と“やりたい”が、次々とボードへ貼られていきます。



完成したWISH BOARDには、色とりどりのカードが広がり、まるで研究者たちの好奇心が可視化されたマップのような景色が生まれていました。
ボードの前では、「それ面白いですね」「一緒にできるかもしれない」といった新たな対話も自然に生まれ、研究者同士の距離が縮まっていく様子が印象的でした。
“研究設備”だけではなく、“研究者同士の関係性”そのものを育てる。
そんなSS-F Lighthouse Labらしさが象徴された企画となりました。



子どもたちも参加する、“ひらかれた”研究コミュニティ
当日は研究者だけでなく、家族や子どもたちの姿も見られました。
WISH BOARDの前では、子どもたちが思い思いのアイデアを書いたカードを手に笑顔を見せる場面もあり、専門領域や年齢を越えて、多様な人々が自然につながる空気が流れていました。
研究というと、閉じられた専門空間をイメージしがちです。
しかしSS-F Lighthouse Labでは、研究をもっと社会にひらき、人と人との対話の延長線上に新しいインベンションを生み出していくことを目指しています。
今回のイベントには、そんな思想が随所に表れていました。


関内という街で、研究はもっと社会に開かれていく
本拠点が位置するのは、今年3月にオープンした横浜・関内駅直結の複合施設「BASEGATE横浜関内」。
SS-F Lighthouse Labは、研究室の中だけに閉じない、“街にひらかれた研究拠点”として構想されています。
今回のLighthouse Warming Partyでも、Labという空間そのものだけではなく、「この場所を取り巻く環境ごと、研究者たちに好きになってもらうこと」が大切にされていました。
その象徴的な存在となったのが、BASEGATE内に店舗を構える「寿司しんたろう」による寿司パフォーマンスです。
目の前で職人が寿司を握るライブ感のある演出に、参加者たちからは歓声が上がり、研究の話だけでなく、食をきっかけにした自然なコミュニケーションが生まれていました。




研究者同士がラボを見学しながら会話を交わし、そのまま食事や立ち話へと自然につながっていく。研究の話題だけに閉じず、カルチャーや日常の延長線上でコミュニケーションが生まれていたことも、この場所ならではの特徴でした。
さらに、イベント後の二次会は、BASEGATE近隣にあるライブレストラン「THE LIVE」で開催。
Labにこもるのではなく、街に出て、研究だけでなく、食やカルチャー、人との偶発的な出会いも楽しむ。
SS-F Lighthouse Labは、研究施設そのものだけではなく、BASEGATEや関内という街の環境全体を含めて、“共創のエコシステム”として機能することを目指しています。

“知の灯台”から、新たなインベンションへ
SS-F Lighthouse Labは、既存の研究機関を置き換えるものではなく、研究者たちの初期段階の挑戦や、分野横断的な探索を支える新しい研究インフラになることを目指しています。
今回のLighthouse Warming Partyを通じて見えてきたのは、設備そのもの以上に、「人が集まり、自由に語り合える場所」の価値です。
ラボを巡りながら生まれた会話。
Wish Boardに書き込まれた、まだ名前のないアイデア。
食事を囲みながら交わされた、「今度一緒にやりましょう」という何気ない一言。
そうした小さな対話の積み重ねから、新しい研究やインベンションは生まれていくのかもしれません。
研究者たちが安心して集い、専門分野を越えてつながり、「こんなことができるかもしれない」と未来を語れる場所。
そして、Labだけでなく、BASEGATEや関内という街そのものも含めて、研究者たちが自然に集まりたくなる環境であること。
SS-F Lighthouse Labはこれからも、研究者たちにとっての“第二のホーム”として、新たな挑戦と共創を育んでいきます。






