
独立系ベンチャーキャピタルANRI(東京都港区:代表代表パートナー 佐俣アンリ、以下「ANRI」)と一般社団法人STELLAR SCIENCE FOUNDATION(所在地:神奈川県横浜市、代表理事:武部貴則、以下「SS-F」)は、共同で運営する若手研究者向けグラントプログラム「一歩の冒研〜IPPO Science Fellowship〜」において、第2期となる採択者5名を決定しましたのでお知らせいたします。
本プログラムは、2025年に「Nova Science Fellowship」としてスタートし、第1期では5名の若手研究者を採択しました。2026年より、プログラム名を「一歩の冒研〜IPPO Science Fellowship〜」へと刷新し、研究資金の提供に加え、異分野・異業種との出会いや社会との接点を通じて、若手研究者が自身の研究をさらに前へ進めていくことを支援しています。
第2期では、ライフサイエンス分野を中心に、研究の将来性や独創性、未知の領域へ挑戦する意志、多様な人材と共創する姿勢などを総合的に評価し、以下の5名を採択しました。
第2期採択者
加藤 真未

所属
東京大学先端科学技術研究センター 細胞連関医科学分野
研究テーマ
胎盤由来絵エクソソームによる母体リモデリング機構の解明
コメント
この度は採択いただき、ありがとうございます。妊娠中に胎盤から放出される小さな情報媒体「エクソソーム」が、母体をどのように変えるのか。妊娠・出産を支える新たな生理学的仕組みを解き明かし、健やかな命の誕生に貢献したいです。
中馬俊祐

所属
東京大学大学院薬学系研究科
研究テーマ
微小管を介した細胞内の温度シグナル伝達・制御基盤の解明
コメント
ご採択いただき、深く感謝致します。我々の細胞内温度研究は謎に満ちた領域ですが、生命の謎の解明や医療の発展につながると考えています。貴財団のご支援を推進力とし、異分野の皆様との共創・交流を楽しみながら、“未来を切り拓くおもしろい研究”に邁進致します。
堀井和広

所属
岐阜大学大学院医学系研究科・生体物理・生理学分野
研究テーマ
トカゲの耳から探る音受容原理の多様性
コメント
皆さんはトカゲの耳を見たことがありますか?トカゲの耳にも心地良い音や、難聴のような病気はあるのでしょうか?様々な生き物の聴覚に着目した基礎研究から、人も動物も幸せな未来に貢献したいです。この度の貴重な採択に改めて感謝申し上げます。
MANAL SAEED AWADALLAH ABDEL AAL

所属
Laboratory for Distributed Cognitive Processing, RIKEN Center for Brain Science (CBS)
研究テーマ
感覚入力のない知覚?幻覚様知覚の本質を探る
コメント
精神科医としての臨床経験と神経科学をつなぎ、脳が外界と内的な情報をどう区別し、現実認識を生み出すのかを探ります。幻覚や妄想の仕組みを明らかにし、精神疾患の新たな診断・治療法につなげることを目指します。
金谷啓之

所属
東京科学大学国際医工共創研究院
研究テーマ
睡眠不足に頑健な生命体はつくれるか?
コメント
採択いただき、大変光栄に思います。私のモットーは、まだ誰も立てていない新しい問いを立てて研究することです。本フェローシップを通じて、眠らなくても平気な生命体をつくれるか?という問いを検証し、不眠が蔓延する現代社会に新しい視点を提供します。
「一歩の冒研〜IPPO Science Fellowship〜」について
「一歩の冒研〜IPPO Science Fellowship〜」は、ライフサイエンス分野を中心に、挑戦的かつ社会的インパクトのある研究に取り組む次世代の若手研究者を支援するグラントプログラムです。
採択者には、年間100万円(最長2年間で最大200万円)の研究グラントを提供します。また、ANRIおよびSS-Fが構築してきたネットワークを活かし、異分野の研究者、ビジネスパーソン、投資家など、多様な人々との交流機会を提供します。
さらに、研究発信や社会実装など、研究の次のステージを見据えた伴走型の支援を行います。
2025年に始まった第1期では、採択者同士の交流やメンタリングに加え、SS-F・ANRIが持つコミュニティを通じて、異分野の研究者、ビジネスパーソン、投資家などとの新たな接点が生まれました。
第2期においても、研究者一人ひとりが自身の好奇心を起点に新たな一歩を踏み出し、その一歩を次の挑戦へとつなげていけるよう、研究活動とその先の可能性を支援してまいります。
選考について
本プログラムでは、応募者の研究力だけでなく、研究テーマの将来性・独創性、思考の独立性、未知の領域へ挑戦する意志、多様な人材と共創する姿勢などを含め、多面的な観点から審査を行いました。
選考は、書類選考、動画選考、最終選考の3段階で実施しました。
審査には、SS-Fの「Stellar Inventor」をはじめとする各分野を代表する研究者およびANRIのメンバーが参加し、候補者一人ひとりの研究の可能性と人となりを総合的に評価しました。
(※)比類なき独自の視点と想像力を持ち、野心的な科学研究に挑む研究者たちを、SS-Fは「Stellar Inventors(ステラ・インベンター)」と呼びます。
プログラム概要
- プログラム名
一歩の冒研〜IPPO Science Fellowship〜
- 運営
ANRI株式会社/一般社団法人STELLAR SCIENCE FOUNDATION
- 第2期採択者
5名
- グラント額
1名あたり年間100万円(最長2年間、最大200万円)
- 対象
ライフサイエンス分野を中心とした、挑戦的かつ社会的インパクトのある研究に取り組む若手研究者
- 主な支援内容
年間100万円(最長2年間で最大200万円)の研究グラント
多様な分野・立場の人々とのネットワーキング機会
社会実装も視野に入れた研究の次のステージへの伴走型サポート
論文執筆や研究発信を支援するSS-Fの専門プログラムへの優先参加権
公式サイト
ANRIについて

ANRIは「圧倒的未来」をビジョンに掲げ、世界を一変させる次なる起業家を支援する『Changer Capital』です。2012年のANRI1号ファンド設立より、一貫してシードステージのスタートアップ投資を実行。運用総額 約1000億円、300社以上に投資支援をしています。六本木ヒルズに1200平米のインキュベーションオフィス『CIRCLE by ANRI』を運営し、より起業家と近い環境で、起業の準備段階からサポートできる体制を整えています。
STELLAR SCIENCE FOUNDATION(SS-F)について

一般社団法人STELLAR SCIENCE FOUNDATION(SS-F)は、サイエンスを担う人々の力に注目し、破壊的な発見・発明の持続的創出を促す仕組みの構築を目指す日本発の団体です。
日本の科学研究の振興を、科学者の自由な研究活動を支援し、世界を変える発見・発明を生み出すことで実現し、社会に貢献することを目指しています。
SS-Fは、「People-Centric(人から生まれ、人とつながり、人で広がる)」という理念のもと、研究者が企業や組織、研究分野の垣根を越えて連携・交流できるエコシステムを構築し、新たな発見や研究を次々に生み出すことを目指して活動しています。